【外壁塗装】知っておきたい大切なこととは
投稿日:2022年4月29日 更新日:2022年8月17日
大切な我が家を長持ちさせるために必要なのは、適切な時期に適切なメンテナンスを行うことです。
当社ではお客様へのアフターフォローを大切にしています。
こちら「定期訪問サポート」をご覧ください。
家のメンテナンスを代表するものとして「外壁塗装」がありますが、新築で住み始めても10年近く経つと
外壁の汚れや傷、色褪せなどが気になってくる頃ではないでしょうか?
家の外壁の汚れや傷などの症状を見つけたら、こちら「こんな症状には要注意」をご覧ください。
今回は、外壁塗装の劣化症状や塗料の種類やその特徴・耐用年数、また塗料の選び方の例や
外壁塗装を長持ちさせる方法など、外壁塗装についてお役に立てる情報をご紹介します。
【目次】
◆外壁塗装の経年劣化、こんな症状があらわれたら
◇経年劣化の主な症状
◆外壁に使用する主な塗料とその特徴・耐年数など
◆塗料の選び方
◆外壁塗装を長持ちさせる方法
◆まとめ
◆外壁塗装の経年劣化、こんな症状があらわれたら
外壁は常に雨風や太陽からの熱や紫外線にさらされています。特に太陽の光が強く当たる南側は劣化が早く、
色褪せるのも早い傾向にあります。また、飛来物により傷がついたり、塗膜が剥がれたり、ひび割れなどの
経年劣化は避けられません。
外壁に以下の症状が見られたら、できるだけ早く塗り替え工事を行うことをおすすめします。
◇経年劣化の主な症状
・剥がれ
経年劣化により塗膜が剥がれてしまう場合と、前回の塗装で高圧洗浄などの下地処理をしっかりとしないで
塗装工事を行ったことにより、新しい塗料がしっかりと密着せず、塗膜が剥がれてしまう場合があります。
・色褪せ
主な原因は紫外線によって、外壁の塗料が色褪せてしまった状態です。
紫外線以外には酸性雨などが原因として考えられます。
・チョーキング
紫外線や雨風などの影響により、塗料に含まれる合成樹脂が分解して粉状になった状態のことをいいます。
手で触れると、白い粉が付着します。
・ひび割れ
クラックとよばれています。クラックにはさまざまな種類があります。
経年劣化により塗膜の表面にクラックが起きたり、地盤沈下や地震などにより建物の構造的な欠陥によって
歪みが生じたりすることもクラックが起きる原因です。
・サビ
ベランダの手すりなどがサビていると、雨水と一緒にサビが流れて外壁に定着してしまう場合があります。
サビが外壁に定着すると壁の内部まで劣化してしまうこともあります。
・苔や藻やカビ
大気中のホコリやゴミが付着し、そのままの状態にしておくと苔や藻、カビが発生してしまいます。
苔や藻やカビが発生した外壁は、塗料に含まれる防水機能がすでに失われている状態です。
◆外壁に使用する主な塗料とその特徴・耐年数など
外壁塗装に使用する塗料にはさまざまな種類があります。
塗料の成分別に、特徴・耐用年数などを価格の低いものからご紹介します。
・アクリル塗料
比較的汚れやすく耐久性が低いため、最近ではあまり使用されなくなっている。
耐用年数5~8年程度。
・ウレタン塗料
アクリル塗料より色褪せや汚れに強く、耐久性も高い。
耐用年数7~10年程度。
・シリコン塗料
耐久度に実績があり、屋根・外壁塗装で多く使用されている。
防藻性・防カビ性・色落ち・汚れなどの基本性能が高い。耐用年数10~13年程度。
・ラジカル制御型ハイブリッド塗料
2012年に発売された新しい塗料。耐久性が高く、チョーキングが起きにくい。
耐用年数12~15年程度。
・ピュアアクリル塗料
アクリル塗料から不純物を完全に除いた塗料。クラックへの追従性が高く、
モルタルなどひび割れが入りやすい外壁向き。耐用年数13~15年超。
・フッ素塗料
光沢感があり耐久度は高い。価格は高いが、耐用年数が長いため塗り替え回数が少なくて済む。
頻繁に塗り替えができないビルやマンションによく使用される。耐用年数13~15年超。
・変性無機塗料
柔軟性に優れた塗膜。雨水で汚れを落とす特性を持つ。カビや藻の発生を抑制する。
耐用年数15~20年超。
住宅に使用される主な塗料はシリコン塗料が多い傾向にありますが、
ラジカル制御型ハイブリッド塗料も近年では人気があります。
◆塗料の選び方
先ほどご紹介したように、外壁塗料にはさまざまなものがありますが、日照時間の長い地域と
短い地域、積雪の多い地域や雨の多い地域など、生活している土地の気候で塗料を選ぶ基準は
異なります。また、塗料を選ぶ際に重要視していることも人それぞれ違います。
ここでは選び方の例をいくつかご紹介しましょう。
・外観イメージを変えない
見た目が石材やレンガ調などのデザイン性のあるサイディングの外壁を塗装する場合、
クリアー塗装がおすすめです。デザイン性を失わずに外壁を強くすることができます。
・海の近くに住んでいる
海沿いは塩害といわれる劣化現象が起きるため、フッ素塗料や変性無機塗料などがおすすめです。
海水に含まれる塩分が家の外壁に付着して腐食して劣化するのを防ぎます。
・遮熱効果で選ぶ
エアコンの節約も期待できるのがフッ素塗料など遮熱効果のある塗料です。
夏の暑さをやわらげる効果があるためエアコンが苦手な人におすすめです。
・コストパフォーマンスで選ぶ
費用をあまりかけずに、耐久性を考えて選ぶならシリコン系塗料がおすすめです。アクリル系塗料や
ウレタン系塗料は価格は安いというメリットがありますが、耐久性は期待できません。
◆外壁塗装を長持ちさせる方法
外壁塗装を長持ちさせる方法として「下地処理」があります。
外壁塗装は定期的に塗り替えることで長持ちしますが、塗装前の「下地処理」を怠るとその効果は
半減してしまいます。
塗装を長持ちさせるための重要な作業工程、「下地処理」についてご紹介します。
・高圧洗浄
外壁には大気中のホコリや排気ガスなどの汚れが付着したり、苔や藻やカビなどが発生している場合が
あります。塗料の密着性を高めるために、高圧洗浄機を使ってこれらの汚れなどを取り除いていきます。
・シーリング(コーキング)工事
シーリングは水の侵入を防ぎ、建物の揺れから外壁材を守る役割がありますが、経年劣化により亀裂や
肉やせ、さらにはサイディングボードから離れてしまい隙間ができる剥離などがあります。
放置したままでおくと亀裂部分から雨水が建物内部に侵入し、構造体が腐ってしまう原因となります。
塗装する前には、古いシーリングは撤去し、新しいシーリングを補充します。
・ひび割れ(クラック)補修
外壁にできたクラックは、その種類や程度に合わせた方法で補修をします。塗膜にできたクラックや
構造的な欠陥の歪みで生じたクラックなど、適切に補修作業を行います。
・鉄部のサビ補修
ベランダの手すりや折板などの金属部分にサビが発生している場合があります。サビをそのままの状態で
外壁を塗り替えても、雨が降った際にサビが流れてきれいになった外壁を汚してしまいます。
塗装をする前には、鉄部のサビをしっかりと研磨してきれいにしておきます。
▶外壁塗装工事の作業内容についてはこちらの「外壁塗装工事の流れ」をご覧ください。
◆まとめ
今回は【外壁塗装】知っておきたい大切なことをテーマに、ご紹介させていただきました。
適切な時期に適切な方法でメンテナンスを行うことで、大切な我が家を長持ちさせることができます。
▶当社では無料診断を行っています。こちらの「屋根・外壁0円診断」をご利用ください。
▶せっかく足場を組むなら他のメンテナンスも……とお考えの方は、
こちらの「外壁塗装とセットがおススメの工事」をご覧ください。
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