雨どい、こんな症状が出たら要注意!

投稿日:2019年3月14日  更新日:2024年12月29日

雨どいは雨水をスムーズに排水するための設備です。

少し地味な印象があるかもしれませんが、建物には欠かせない設備となっています。

 

さて、いまのところどの部材もずっと保つものはありません。

もちろん雨どいも例外ではなく、年数が経過したら状態に応じてメンテナンスが必要です。

 

あまりイメージがないかもしれませんが、雨どいにも経年劣化で様々な症状が出てきます。

劣化に気がつきにくいところですので、見逃さないようにご注意ください。

 

本記事では雨どいの劣化症状についてご紹介させていただきますので、ぜひ雨樋を修理するきっかけになってくれたら嬉しいです。

 

雨どいの主要な3つの部材

雨どいはいくつもの部材を繋ぎ合わせて構成されています。

各部材には一つ一つ名称があり、雨どいは総称です。

 

ここでは主要な部材をご紹介いたします。

雨どいの主要な部材は「軒樋」「縦樋」「集水器(上合)」の3つです。

この3つだけでも覚えておくと、工事をするときに業者とのコミュニケーションが円滑になってなにかと役立ちます。

 

雨どいの劣化症状

現在の雨どいは塩ビ製(塩化ビニール)が主流です。

塩ビは紫外線が原因で硬質化が起こり、割れや歪み、色褪せなどの劣化症状が出てきます。

 

耐用年数は20年程度でして、10年くらいすると隙間が生じて水漏れを起こすことがあります。

それでは先ほどの「軒樋」「縦樋」「集水器(上合)」の3つの主要部材で現れる劣化症状についてご紹介いたします。

 

雨どいの素材についてはこちらの「雨樋素材の種類と特徴、おすすめの雨樋素材を解説します!」をご覧ください。

 

軒樋の劣化症状

雨どい、こんな症状が出たら要注意!

軒樋は鼻隠しにある水平に伸びる部材です。

屋根から流れてくる雨水をここで受けます。

軒樋に現れる劣化症状はこちらです。

 

・ゆがみ

・たわみ

・水詰まり

・色褪せ

・割れなどの破損

・ゴミが溜まる

・脱落
・取付位置不良 ・支持金具が曲がりや壊れ

 

縦樋の劣化症状

雨どい、こんな症状が出たら要注意!

縦樋は外壁に沿って設置される部材です。

雨水を地面や雨水配管に排水するための部材です。

縦樋の劣化症状はこちらです。

 

・色褪せ

・割れなどの破損

・控え金具の破損

 

集水器(上合)の劣化症状

雨どい、こんな症状が出たら要注意!

集水器は軒樋と縦樋をつなぐ部材です。

上合(じょうごう)とも呼んでおり、装飾を兼ねたデザインもあります。

集水器に現れる劣化症状はこちらです。

 

・取り付け位置のずれ

・集水器の脱落

・縦樋とつなぐ集水器のエルボの脱落

・集水器の割れ

 

雨どいが劣化する原因と気をつける症状

雨どい、こんな症状が出たら要注意!

塩ビ製の雨どいは太陽からの紫外線に触れ続けることで次第に硬質化を起こし、割れやすくなります

雨や風にさらされることも劣化する原因でして、10年くらいすると水漏れや金具のサビなど不具合が出てきます。

 

柔軟性を失った雨どいは風のあおり受けて破損し、風に飛散することも起きています。

台風シーズンの7〜10月は被害が多く報告されているのでご注意ください!

 

雨どい、こんな症状が出たら要注意!

軒樋や集水器は水詰まりを起こすことがあります。

原因はゴミなど異物が溜まることです。

 

落ち葉や枝、砂埃などが溜まるとそれが水を堰き止めてオーバーフローが起こりやすくなります。

雨どいから水が溢れると外壁や基礎が汚れ、地面が抉れることもあります。

劣化を早める原因ですので、定期的に清掃を行いください。

 

雨どい、こんな症状が出たら要注意!

経年劣化による軒樋の歪みにもご注意ください。

軒樋が歪むことで継ぎ目に隙間も生じてきます。

 

水が漏れやすくなり、排水がスムーズにできなくなります。

高いところで水漏れがあると地面に打ちつける音が響き騒音を起こします

近所トラブルに発展することもありますので、水漏れがある場合は早めに対処しましょう。

 

雨どいが破損して風に飛ばされる被害も起きています。

破損物が近隣の建物や車を傷つける可能性があります。

 

雨どい、こんな症状が出たら要注意!

屋根に積もった雪が軒樋にのしかかり歪みや脱落を起こすこともあります。

落雪は屋根に取り付ける「雪止め」で防止できます。

雪止めの後付けも可能ですので、もし設置されていない場合はご検討ください。

 

雨どいの修理についてはこちらの「雨どい交換・修理が大切な理由」をご覧ください。

 

雨どいの交換時期は築15〜20年が目安

雨どい、こんな症状が出たら要注意!

雨どいの交換時期は、築15〜20年ころが目安です。

耐用年数よりも先に不具合が発生するので、状態に応じてメンテナンスすることも大切です。

 

定期的なメンテナンスは雨どいを長持ちさせます。

もし、劣化症状が見られる場合はそのまま放っておくのではなく、一度専門業者に点検してもらうことをおすすめします。

 

リフォームの森は建物診断や見積もりを無料で実施しております。

お住まいの状態が気になっていましたら診断いたしますので、お気軽にご相談ください!

 

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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  • 外壁診断士
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  • 安全衛生教育修了
  • 労働安全衛生法による技能講習終了
  • 他、多数

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