遮熱塗料ってどんな塗料?暑い季節の救世主!?
投稿日:2022年7月29日 更新日:2022年8月19日
目次
夏になると、連日続く暑さに悩まされているという方は多いです。
日本の夏は猛暑化が進んでいると言われており、家の中にいてもエアコンなしで過ごすのは年々厳しくなっています。
しかし、エアコンをフル稼働するのは電気代が気になります。それだけでなく、エアコンにばかり頼ってばかりいるのは健康面でも気になるところです。
そこで、暑さ対策のひとつとして「遮熱塗料」がおすすめです。
ここでは「遮熱塗料」について、断熱塗料との違いやメリット・デメリットなどを解説します。
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遮熱塗料とは?
遮熱塗料とは、屋根や外壁に塗るだけで、屋根や外壁の表面温度を下げる効果がある塗料のことです。遮熱塗料を塗装した屋根や外壁は、太陽光を反射させるという特徴があります。
太陽の熱が建物内部に入り込むのを防ぎ、室内温度が上昇するのを抑えられます。
断熱塗料との違い
遮熱塗料と断熱塗料の違いについて、あまりよく知られていないかもしれません。しかし、メカニズムや性能はまったく異なります。
遮熱塗料は日射による「熱を反射する」効果がありますが、断熱塗料は「熱伝導を抑える」効果を持つ塗料です。どちらも夏の暑さをやわらげてくれますが、室内の暑さを軽減する仕組みはまったく異なります。
また、冬の寒さ対策ができるのは、断熱塗料のみです。耐用年数は遮熱塗料が10〜15年、断熱塗料が15〜20年です。
遮熱塗料のメリット
遮熱塗料で屋根や外壁を塗装して得られるメリットについてご紹介します。
夏場の室内の温度上昇を抑える
遮熱塗料の最も大きなメリットです。遮熱塗料は、建物を暑さから守り室内の温度上昇を抑えます。現在、ほとんどの塗料メーカーから遮熱塗料が発売されています。それぞれの塗料によって遮熱効果に多少の違いはありますが、遮熱塗料は太陽からの日差しを反射することにより、熱が発生するのを防ぎます。
遮熱塗料で塗装した場合と、塗装しない場合では、屋根の表面温度は平均10~20度下がり、室内温度は平均3〜5度下がる効果があります。
熱による劣化から建物を守る
大切な家を日射などの熱による劣化から守ってくれる効果があります。
屋根や外壁は、日射による熱に常にさらされています。そのため、徐々に劣化が進んでしまうことは避けられません。しかし、遮熱塗装をした屋根は日射の熱を反射する効果があります。その結果、塗膜にひび割れが発生するなど、熱による劣化を軽減することができます。
また、金属性の材料に遮熱塗料を塗布した場合は、温度差によって起きる金属の熱膨張を防げます。
節電・省エネ効果がある
遮熱塗料で塗装すると、節電・省エネ効果を得られます。
遮熱塗料で屋根塗装した屋根材は、表面温度が約15°C下がります。真夏に屋根の表面を触ると、日差しで熱くなってしまって長時間触れることはできませんが、遮熱塗料で塗装した屋根は長時間触ることができます。それほど熱を反射するのです。
室内温度は2〜3℃下がるため、エアコンの使用回数を減らすことができ、10〜20%程度の節電が可能になります。また、節電効果によって電力消費が少なくなるため、発電によって排出されるCO2の削減にもつながります。
遮熱塗料のデメリット
メリットがある一方、デメリットも存在します。注意すべきデメリットも合わせてご紹介します。
高価である
断熱塗料と比較した場合、安価に暑さ対策ができますが、一般的なシリコン塗料と比べて割高です。多く普及しているシリコン塗料は、m2あたり2,000円程度ですが、遮熱塗料はm2あたり4,000〜5000円程度かかります。
寒さ対策ができない
遮熱塗料は暑さ対策に最適な塗料ですが、断熱効果はないので冬の寒さ対策には役立ちません。暑さと寒さの両方の対策をしたい場合には、断熱塗料をおすすめします。
塗膜が汚れると遮熱効果を発揮しにくい
経年により劣化した塗膜は、遮熱効果が低下します。防水性能も落ちて汚れなどが付きやすくなります。特に、排気ガスなどに含まれているカーボンは、遮熱塗料の効果が低下する原因になります。赤外線を吸収しやすいカーボンは、遮熱とはまったく逆の性質を持っているためです。
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遮熱塗料をオススメする家
遮熱塗料を採用すると、その効果をより活かせる家をご紹介します。
吹き抜けやロフトのある家
玄関やリビングが吹き抜けになっている家は、屋根からの熱が伝わりやすく、室内の気温が上がりやすいです。遮熱塗料を採用することで吹き抜けの暑さの軽減が可能になります。
金属屋根や板金外壁の家
金属の屋根や板金外壁の家は、熱伝導率が高く、太陽熱が浸透しやすいので建物全体が熱くなりやすいです。遮熱塗料を採用すれば、室内の温度の上昇を抑えられる効果は大きいです。
3階以上の家
高い建物の上階は、太陽熱を受けやすく特に上階は暑くなります。遮るものが少ない高い建物ほど、遮熱塗装の効果を実感できます。
まとめ
遮熱塗料について、断熱材との違いやメリットやデメリットなどをご紹介してきました。
年々、猛暑日が続く日が増えています。エアコンの冷房が欠かせませんが、暑い夏を快適に過ごすための対策として、遮熱塗料を検討してみてはいかがでしょうか。健康でエコな暮らしのお役に立てれば幸いです。
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