工事業者の選び方 ~基礎編~

投稿日:2019年3月15日  更新日:2025年5月30日

毎年7,000件近く国民生活センターに相談があります

訪問販売によるリフォーム工事

相談件数

国民生活センターに相談
出典:独立行政法人国民生活センター ホームページより抜粋

外壁塗装を依頼する業者に悩むことは多いかと思います。棚に並んでいる既製品を買うのとは大きな違いがあり、人対人でやりとりしますから信頼関係がとても重要なポイントとなってきます。
 
外壁工事や増改築工事、塗装工事、屋根工事、内装工事など新築・リフォーム全般に言えることですが、業者間とのトラブルはどうしても聞かないということはありません。国民生活センターには毎年7000件もの相談が寄せられており、近年では「点検商法」といった悪質な手法で高額な費用を請求してくる業者もいて国民生活センターや警察が注意喚起をしております。
 
大切なお住まいを維持していくために定期的なメンテナンスは避けて通れません。工事の質は業者の質に直結しますから、トラブルにあわないためにも慎重に業者を選んでいく必要があります。

塗装業者選びで失敗しないために

Point.1 

自社施工かどうかを確認

自社施工かどうかを確認
工事をどのように行うかは業者の形態によって異なります。業者形態を大きく分けると「お打ち合わせから工事まで一貫して行う自社施工店」「工事を下請業者に任せている業者」の2つがあります。業者探しでは、まず業者が自社施工店か、それとも工事を下請けに依頼しているかご確認ください。
 
自社施工店のメリットは「お客様と直接つながることでお打ち合わせで決めたことの食い違いが起きにくいこと」「中間マージンが発生せず、適正な価格で工事をご提供できること」です。
 
お客様と契約した業者との間に他の業者が入れば、そこでの中間マージンで余分な費用が発生します。また、お打ち合わせで決めたことを下請け業者に伝達する必要が出てくるため、密なコミュニケーションが取れていない業者だと「言ったことをやってくれない」といったトラブルが起きかねません。
 
業者形態の違いや中間マージンについてはこちらの「安さの秘密」でご説明しております。

Point.2 

職人さんや会社の資格を確認

職人さんや会社の資格を確認
塗装など業種によっては工事を行うために特別な資格や許可を取る必要はありません。そのためか塗装業界では平気で手抜きをする悪質な業者が存在してしまっています。
 
塗装は仕上がるとその前の下地処理や下塗りなどの工程を隠せてしまいます。塗料の希釈も薄めれば量を増やせてしまうので材料費を安くできます。当然ながらそんなやり方ではすぐに塗装の寿命がきてしまうでしょう。塗装はお客様にバレずに手抜きができてしまうため、絶対にこんな杜撰な工事をする業者に依頼しないことが大切です。
 
悪質な業者を見抜く一つの目安となるのが「資格」「建設業許可」です。国家資格の一級塗装技能士は7年の実務経験が求められるため、必然と実績がついてきます。また、建設業許可を受けていると業者の情報が国土交通省で公開されます(国土交通省のHPで建設業許可の業者を検索できます)。悪徳業者と呼ばれるところのほとんどは住所や素性が曖昧ですから、実態がはっきりしている業者のほうが安心です。

Point.3 

保険加入を確認する

保険加入を確認する
業者側のことですが、工事では賠償請求のリスクを考えなければなりません。まじめな業者ならトラブルがないように厳格な管理のもと工事を行いますが、台風や地震など予期することができない状況もあります。そこで万が一損害が出てしまったときに対策がとれていないと会社の存続やお客様と被害を受けた方への対応ができなくなってしまいます。
 
万が一の損害に備えられるように対策となるのが「保険」です。保険に加入すれば定期的な支払いが必要になりますが、備えのために支払える資金力がある証明になりますし、なによりも万が一のことにも対応できる業者のほうがお客様に対する配慮ができていて安心感や信用度が違います。

Point.4 

契約書や保証書を確認する

契約書や保証書を確認する
見積書や契約書、保証書は工事してもらう内容や工事後の対応にとても関わってくる重要な書類です。塗装業界は職人さんが多いため、契約書など諸々の書類の内容を細かく記載していないケースが多いように見受けられます。
  
トラブルになる可能性を避けるためにあえて内容を曖昧に記載しているケースもあり、「契約書や見積もりに書いていない」と言ってなにかあっても対応してくれないトラブルも聞きます。
 
親切に引き受けてくれる業者がほとんどだと思いますが、口約束でも「言った、言わない」といったトラブルが発生しておりますので、見積書の内訳や契約書、保証書はできるだけ具体的に書いてあり、ちゃんと書面として残るようにしておきましょう

Point.5 

訪問販売業者とは契約しない

訪問販売業者とは契約しない
すべての訪問販売業者が悪いというわけではありませんが、トラブルの発生元をたどると訪問販売業者によることが多いのが実情です。冒頭でもお伝えしましたが、近年では「点検商法」のトラブルも増えておりますので、突然ご自宅に訪問してきて建物を指摘してきたり、点検を促したりしてきたら警戒しておきましょう。
 
契約を即決しないことが原則ですが、もし契約してしまった場合は、訪問販売との契約でも8日以内ならクーリングオフが可能です。しかし、トラブルにまきこまれないことが大事ですから、契約を急かされても毅然とお断りし、もしご不安でしたら他の業者に声をかけてご相談ください。
 
リフォームの森では建物診断や見積もりを無料で行っております。もし、建物のことでお悩みのことがありましたらお話をお聞きしますのでお気軽にご相談ください。
 
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
 
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保有資格一覧

  • 一級建築施工管理技士
  • 一級塗装技能士
  • 外壁劣化診断士
  • 外壁診断士
  • 有機溶剤作業主任者
  • 高所作業車技能講習終了
  • 足場の組立作業責任者
  • 安全衛生教育修了
  • 労働安全衛生法による技能講習終了
  • 他、多数

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