外壁塗装の塗料はどう選べばいい?種類と選び方を解説!
投稿日:2022年2月27日 更新日:2022年2月28日
目次
外壁塗装はただ塗料を塗ってもらえばいい、とそう単純なものではないです。
塗装工事をしようと決めたら、業者を選んだり、塗料を選んだり、色を決めたり、といろいろやることはたくさんあります。
決めなければいけないことの一つが塗料選びです。
外壁塗装に使う塗料はたくさん種類あってどれを選んだらいいか迷われる方も多くいます。
そこで、今回は外壁塗装に使う塗料の選び方や種類などを解説していきたいと思います。
【塗料の種類がたくさんあってどれを選べばいいの?】
外壁塗装に使う塗料はたくさん種類があって困ると思っている方はいらっしゃいませんか。
たしかに塗料の種類はたくさんありますが、どの塗料を選ぶかで性能や耐用年数が違いますから、できるだけ希望していることが叶う塗料を選びたいものです。
たくさん種類があって違いがわからないからと適当に塗料を選んでしまうと、塗装が思っているよりも保たなかったり、すぐに汚れが目立ってきてしまったりと後悔してしまうかもしれません。
塗装工事に失敗しないためには、予算も含め、建物に適した性能を持つ塗料を選ぶ必要があります。
それでは、まず外壁塗装に使う塗料はどんな種類があるか見ていきましょう!
【外壁塗装に使う塗料の種類は?】
外壁塗装に使う塗料は以下の種類があります。
・アクリル
・ウレタン
・シリコン
・フッ素
上記の4種類が外壁塗装に用いられる基本的な塗料です。
他にも技術が向上したことにより付加機能を持たせた塗料もありますが、それは後述いたしますので、まずは上記の4種類の塗料があるということを覚えておきましょう。
【各塗料の耐用年数】
それではアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の4種類の塗料の耐用年数を以下にお伝えします。
【アクリル】
アクリル樹脂を使った塗料で、耐久性の低さから現在では外壁に使われることは少なくなりました。
耐用年数は5~7年ほどでコストが安価なため内装に使われることが多いです。
【ウレタン】
ウレタン樹脂を使った塗料。
耐用年数は7~10年ほどで、セラミックを配合して耐久性を高めた塗料もあります。
以前はウレタン塗料が主流でしたが、現在ではシリコン塗料が主流になっております。
汚れにくさや防藻性、防カビ性などの基本性能を持っているため、コストを抑えるために付帯部など外壁以外のところに用いられることがあります。
【シリコン】
シリコン樹脂を配合した塗料。
耐用年数は10~15年ほどで、性能とコストのバランスが良いため、現在では主流の塗料となっています。
主流の塗料ですので、各メーカーは豊富な種類のシリコン塗料を揃えてあり、塗り替え時の適用塗料の対応もカバーしやすいです。
【フッ素】
フッ素樹脂を配合した塗料で、耐用年数は15年~と非常に耐久性に優れた性能を持っています。
紫外線に強く耐候性に優れているため、メンテナスサイクルを長くすることができます。
ただし、まだコストが高いため住宅でフッ素塗料を採用するにはハードルがやや高めです。
何回も塗装工事をしたくないという方は、耐用年数の長いフッ素塗料がおすすめです。
【付加機能を持った塗料】
アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の基本的な塗料の他にも特徴的な機能を持っている塗料もあります。
数ある塗料の中で人気あるのがラジカル制御式塗料です。
塗料は太陽の紫外線により、劣化因子が発生し、樹脂結合を破壊して劣化していきます。
この劣化因子のことをラジカルと呼んでおり、ラジカル制御式塗料は紫外線に触れてもラジカルの発生を抑制する機能を持っているため、一般的な塗料よりも劣化に強く、長く保たせることができます。
ラジカル制御式塗料の耐用年数は13~16年ほどです。
コストも手が届きやすく、メンテナンスサイクルも長いですから、トータルコストを抑えることも期待できます。
ラジカル制御式塗料の他には太陽光を利用して汚れを洗い流す光触媒や色褪せしにくい無機塗料、熱対策となる遮熱塗料、断熱塗料などがあります。
こういった塗料を選ぶメリットは、求めている機能が備わっていることが前提にあります。
汚れがつきにくい性能が欲しい、熱の吸収を抑えて温度を下げたい、など明確な目的がある場合はラジカル制御式や光触媒といった特徴的な機能を持つ塗料を選ぶといいでしょう。
【塗料はどう選べばいい?】
それでは塗料の種類や耐用年数をお伝えしましたが、どうやって塗料を選んでいけばいいでしょうか。
まず、前述したように塗料に求める性能や機能を明確にしておくことをおすすめします。
例えば以下のように自分の求めていることを挙げておきましょう。
・どれくらい保たせたいか
・予算はどれくらいか
・汚れにくさや色あせしにくい性能を重視したい
・苔やカビが出やすいから、それを防ぎたい
・室温を下げたい
・サイディングの柄を活かしたい
など
こういった要望を明確にしておくと、求めていることを叶えてくれる塗料が探しやすくなります。
もちろんどの塗料が適しているかは建物の素材や状態によっても変わります。
塗料は建物を診断してから選ぶことが大切ですので、一人で決めようとはせずに塗装業者に点検してもらい、相談をしながら塗料を決めていくことをおすすめします。
当社は無料で建物診断を実施しております。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【塗料の臭いが気になる方は水性塗料がおすすめ】
溶剤系の塗料はシンナーの刺激臭がありますので、気分を悪くしてしまう方もいます。
塗料の臭いが気になるという方は水性塗料がおすすめです。
水性塗料は水で塗料を希釈し、シンナーを使いませんので、塗装時の臭いを軽減させることができます。
小さな子供がいるご家庭にも水性塗料はおすすめですので、ぜひご検討してみてください。
工事の質問についてはこちらの「よくあるご質問」をご覧ください。
【有名メーカーの塗料を選ぶのがおすすめ】
塗料の種類もそうですが、メーカー選びも大切です。
メーカーを問わなければ塗料の種類は膨大になりますから、塗料選びに失敗したくないという方は大手メーカーが販売する塗料を選ぶのがおすすめです。
大手メーカーは豊富な商品ラインナップといろいろな下地に適用できるように下塗り剤もたくさん用意しております。
塗装は上塗り剤の他に下塗り剤もありますから、できるだけ柔軟に対応できる塗料選びが大切です。
それではここまで外壁塗装に使う塗料について解説させていただきました。
塗料はたくさん種類がありますので、自分だけで決めるのは難しいかと思います。
塗装は10年くらい保たせるものですから、塗料選びに失敗しないためにも塗装業者に相談しながら最適な塗料を選びましょう。
当社もサポートさせていただきますので、なにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
“mu”
栃木県宇都宮市、塩谷町、鹿沼市、さくら市、真岡市で、塗装工事、屋根工事のことなら、リフォームの森へお気軽にご相談ください。