サイディング張り替え工事と外壁塗装、どっちがおトク?
投稿日:2019年3月15日 更新日:2025年2月27日
外壁リフォームを考えるときに選択肢になるのが
「外壁の張り替え」「重ね張り(カバー工法)」「外壁塗装」
の3つです。
よくお客様から「塗装と外壁を新しくするのはどちらがいいの?」とご相談をいただきます。結論から申し上げますと、建物の状態やお客様の今後のご予定などによるというお答えになります。
こちらでは「外壁の張り替え」「重ね張り(カバー工法)」「外壁塗装」をそれぞれ比較して、どの方法が適しているかご紹介いたします。
回答① 費用と耐久性で考えてみましょう
左記は各工事の費用と耐用年数を比較した表です。「外壁の張り替え」は「外壁塗装」よりも倍以上の費用がかかります。もちろん、外壁を張り替えても10年に一度くらいはメンテナンスが必要ということを忘れてはいけません。まだ築年数が浅いうちは、外壁を張り替えるよりも外壁塗装のほうがおすすめです。
回答② 築年数によって最適な工事は変わる
どんなに外壁が塗装できれいになっても内部が傷んでいれば雨漏りを引き起こすリスクが高くなります。築20年程度なら余程の劣化がないかぎり塗装で大丈夫ですが、外壁の崩落や内部に水が染みた跡があるなど雨漏りの兆候が見られる場合は、「外壁の張り替え」や「重ね張り(カバー工法)」も視野に入ってきます。
築30年目になると外壁材の耐用年数も迎えるタイミングですので、塗装以外の「外壁の張り替え」や「重ね張り(カバー工法)」をおすすめします。
回答③ 外壁カバー工法は技術力がある施工店に
外壁を新しくする場合、よく比較されるのが「外壁の張り替え」と「重ね張り(カバー工法)」です。「外壁の張り替え」は既存外壁や下地、防水紙を解体して一から外壁を張り直す工事です。それに代わり「重ね張り(カバー工法)」は既存外壁を残し、それを下地にして防水紙や貫板、外壁を重ね張りします。
左記は「外壁の張り替え」と「重ね張り(カバー工法)」を比較した表です。価格面では「重ね張り(カバー工法)」に軍配が上がります。ただし、「重ね張り(カバー工法)」の特性も押さえておく必要があります。
「重ね張り(カバー工法)」は既存外壁が残るため、耐震性を低下させるデメリットがあります。また、元々の外壁のところで問題があった場合に二重に外壁を解体する必要が出てくるため、工事規模が大きくなる傾向です。
結論から申し上げますと、当店では「外壁の張り替え」をおすすめしております。「外壁の張り替え」なら耐震性を低下させる心配がなく、潜在的な問題を残すことがなく、根本的な改善につながるからです。長い目で見ると安心できる工事ですので、今後も長く建物を使用していきたいと考えている方は「外壁の張り替え」をおすすめします。
外壁の張り替えとカバー工法ついてはこちらの「サイディングを張り替える時期とリフォーム方法」もご参考にしてください。
まとめ 外壁リフォームを選ぶポイント
外壁リフォームをご検討する際はこちらのポイントをご参考にしてください。
・築年数が浅いうちは外壁塗装がおすすめ
・築20年目以降は内部の修繕も考えてリフォーム方法を選ぶ
・価格が安いからという理由でカバー工法を選ばない
・築30年目以降は塗装以外のリフォームを検討する
・カバー工法のデメリットを踏まえてリフォーム方法を選ぶ
・外壁の張り替えは長く安心できる方法でおすすめ
どんな工事を行なっていくかについては、実際に建物の状態を調査して判断します。建物の状態によってはカバー工法のほうが適していることもあります。
また、お引越しや建て替えなどのご計画がある場合は、外壁を張り替えるとなると過剰な工事になってしまい、余計な費用を支払うことになります。建物の状態や築年数だけでなく、お客様の今後のご予定も踏まえて工事をご計画していくことが大切です。
リフォームの森ではお客様の将来のことも考えて最適な工事計画をご提案いたします。建物診断や見積もりは無料で実施しておりますので、お住まいのことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。大切なお住まいの維持管理についてお客様とご一緒に考えさせていただきます!
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“mu”
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