サイディングを張り替える時期とリフォーム方法
投稿日:2024年5月28日
目次
外壁はお住まいを象徴と言ってもいいくらいです。
しっかりとメンテナンスをして美観を保っておきたいですよね。
現在ではほとんどの住宅の外壁材に採用されるサイディング。
こちらも状態を保つために定期的に塗装をしますが、ある程度の年数が経つと、今度は張り替えなど外壁そのものを新しくすることを考えなければなりません。
そこで、本記事ではサイディングを張り替える時期とリフォーム方法について解説いたしますので、今後のメンテナンスのご参考にお役立てていただければと思います。
サイディングとは?
サイディングとは、ボード形状に成形された外壁材です。
1964年に窯業系サイディングが生産され始め、現在では最もシェア率の高い外壁材になりました。
サイディングはこちらの4種類のサイディングがあります。
・金属系:耐用年数20〜30年
・窯業系:耐用年数20〜30年
・樹脂系:耐用年数20〜30年
・木質系:耐用年数15〜25年
本記事では各サイディングの特徴について詳細は割愛いたしますが、各素材でメンテナンス方法や時期が違います。
また、サイディングにはそれぞれグレード分けされており、ハイグレードなものほど高耐久、高機能になっています。
耐用年数は割と長めですが、10年ほど経つと防水性が低下してくるため外壁塗装が必要です。
外壁塗装についてはこちらの「外壁塗装はしなくても大丈夫?塗装の必要性と塗り替え時期を解説!」をご覧ください。
サイディングを張り替える必要はある?
多くの方が気になるのは、サイディングを張り替える必要はあるのかではないでしょうか?
外壁を張り替えるなんてことは、想像しただけでも大掛かりな工事になりそうですし、工事に掛かる費用も高そうですよね。
まず結論から申しますと、年数が経過すればサイディングを張り替える必要があります。
それではなぜサイディングを張り替える必要があるのか見ていきましょう。
サイディングの構造は下記の3層構造になっています。
一層目:柱などの躯体
二層目:防水層(防水紙)
三層目:外壁層(サイディング)
まずサイディングには耐用年数があります。
その年数を超えると外壁材としての強度や性能を維持できなくなります。
外壁材の役割について把握している方は、もしかすると少ないかもしれません。
外壁材は「地震や風などの衝撃から建物を守ること」「風雨などから生活空間を守ること」「建物の外観を魅せること」が役割です。
外壁がボロボロだと見栄えが悪くなるといった単純なことで済まされず、地震などの衝撃に対して弱い建物になってしまいます。
ですから、耐用年数を超えたサイディングは新しく張り替える必要があります。
そしてもう一つサイディングを張り替える必要がある理由が、柱などの構造体を守るためです。
サイディングの下には防水紙が張ってありますが、こちらも寿命があります。
防水紙にもいろいろな種類がありますが、20〜30年あたりが寿命となりますので、防水紙の耐用年数も考慮してサイディングを張り替える時期を考えます。
サイディングを張り替える時期は30年目から
大手外装メーカーのケイミューはサイディングのメンテナンススケジュールをHPで公開しております。
そのスケジュールでは30年目からサイディングの張り替えを推奨しています。
サイディングの張り替え時期では外壁材の状態だけでなく、先ほどの防水紙の状態、躯体状況など総合的に見てメンテナンス方法を判断する必要があります。
必ず専門業者に点検してもらい、適切な施工をご計画ください。
サイディングのリフォーム方法
サイディングのリフォーム方法は「張り替え」と「カバー工法(重ね張り)」の二つがあります。
それでは各リフォーム方法についてご説明します!
サイディングの張り替え
サイディングの張り替えは、既存サイディングをすべて剥がし、下地から防水紙、サイディングなどを新しくします。
解体工事があるので、ある程度日数がかかります。
サイディングからサイディングに張り替える場合は3〜4週間ほど。
外壁がモルタルだと解体にかなり時間を要しますので、1ヶ月〜2ヶ月くらいは見ておきましょう。
サイディングのカバー工法(重ね張り)
カバー工法(重ね張り)は既存外壁の上に新しいサイディングを重ねて張るリフォーム方法です。
元々の外壁材を残す方法ですので、内部にある下地や柱などの状態を確認することはできません。
しかし、張り替えと比べて解体が省かれていますので、工事費を安く済ませることができ、工事日数も2〜3週間ほどで終わります。
長く安心を重視するなら張り替えをおすすめします!
どちらのリフォーム方法で工事するか迷われるかもしれません。
もし、長く安心な建物を重視するなら「張り替え」をおすすめします。
「張り替え」なら外壁内部の修繕ができて、建物への負担も減らせます。
また、工事後に外壁内にトラブルがあっても「張り替え」なら対応できます。
カバー工法はリフォーム費を安価に抑えられますが、もし内部に問題が発生してしまった場合、外壁が二重になっているため対応が難しくなります。
長い目で見ると「張り替え」の方が安心ですので、ぜひこちらのことも踏まえてリフォーム方法をご検討ください。
リフォームの森はサイディング工事も承っております。
詳しくはこちらの「サイディング張り替え」をご覧ください。
サイディング工事ならリフォームの森におまかせください!
外壁材もある程度年数が経ちましたら新しく張り替える必要があります。
・金属系:耐用年数20〜30年
・窯業系:耐用年数20〜30年
・樹脂系:耐用年数20〜30年
・木質系:耐用年数15〜25年
各サイディングの耐用年数と防水紙や建物内部の状況など総合的に見て、張り替え時期をご計画ください。
リフォームの森は無料で建物診断や見積もりを行なっております。
サイディングの張り替え時期について詳しく知りたい方は、診断をいたしますのでお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
“mu”
栃木県宇都宮市、塩谷町、鹿沼市、さくら市、真岡市で、塗装工事、屋根工事のことなら、リフォームの森へお気軽にご相談ください。