軒天の色選びポイントは外観のテイスト設定!選定の際の注意点は2つ?
投稿日:2021年11月5日
目次
「軒天」という言葉を知っていますか?
軒天というのは、屋根が外壁から出ている部分の裏側に張る部材の事を言います。
屋根を下から見た時に、外壁材との間に白い部材がつけられていますよね。
その部分が「軒天」というものです。
大きな役割は「外壁を雨風から守る事」ですが、住宅の見た目を整えるという役割も持っているのです!
上の写真では白い軒天でしたが、下の写真では黒い軒天になっています。
同じホワイト系の外壁材を使っていても、軒天の色が違うだけで印象が違いますよね!
そんな住宅の顔の1つでもある軒天ですが、新築やリフォームの際に「何色にするのがいいのだろう・・?」と迷ってしまう事が多いのではないでしょうか?
お出かけの時に服をコーディネートするように、住宅にも他の部材との色味を見て決めるコーディネートが必要です。
そこで、今回は軒天の色を選ぶ際にどんなところを気をつけたらいいのか、どんな色がおすすめなのか?という点をお伝えしていきます。
是非参考にしてみて下さいね!
軒天の色はどのタイミングで決めればいい?
外壁材や屋根の色の決定後に軒天を決めるようにしましょう。
その為には、まず外観のテイストを決める事が大事です。
外観のテイストが定まってないという事は、暗闇の中でライトなしでウロウロするのと同じ事になります。
どこに向かえばいいかもわからず「どうしよう・・」という迷いのみが駆け巡ってしまうでしょう。
そうならない為に、まずはゴールであるテイストを設定するのがおすすめです。
また、テイストが定まれば建築会社やリフォーム会社の方でも提案がしやすくなります。
作る側と頼む側のイメージも合わせる事ができるので、打ち合わせもスムーズに数めることができますよ。
外観の大部分を占めている外壁や屋根の色が大体決まったら、いよいよ軒天の色を決める段階になります。
また、リフォーム工事における外壁塗装工事も同様です。
外壁塗装とセットで軒天塗装を行うケースも多いので、塗装の色の決定後に決めるのがおすすめになります!
玄関ドアや外壁の色とのバランスを見ながら検討を進めていきましょう!
軒天の色は屋根の色に合わせるのがおすすめ!
軒天の色は、屋根の色に合わせるのがおすすめです。
住宅を外から見た時に、視覚的に2つの部分に分かれて見えると思います。
それは屋根と外壁の箱の部分です。
「住宅の絵を簡単に書いて下さい!」と言われた時に、皆さんはどのように描きますか?
多くの人は、四角に三角をのせた形を描くのではないでしょうか。
このように、屋根は屋根の部材で一体化して見える事が多いです。
屋根の先端の部分である軒先は、屋根の色がそのまま反映されます。
そこから軒天も同じ色にする事で一体感が生まれ、落ち着いた印象を与える事ができるのです。
軒先につける雨樋も軒天や屋根と同じ色で統一すれば、より統一感がでますよね。
変に色が浮いた場所がなくなるので、住宅全体の見栄えがよくなるでしょう。
しかし、外壁が白で全体的に明るい印象にしたいけど屋根は黒という場合もあると思います。
目指すテイストや選んだ外壁材、屋根の色によっても適した軒天の色は変化。
「屋根より外壁に合わせた方が良さそうだね?」という事もあり得ます。
おすすめのパターンを頭に入れつつも、ゴールであるテイストを見失う事なく、それに沿った軒天選びをして下さいね。
軒天の色選びの注意点は2つ!
軒天の色選びで注意すべき点は以下の2つです。
・イメージ画像を作成して確認する
・実際の色味を確認する
順番に詳しく見ていきましょう。
イメージ画像なしで決定は危険!
軒天の色を決める際は、必ず外観のイメージ画像を確認しましょう。
外壁材や屋根、玄関ドアなど外観に関わる色味やデザインは様々なものがあります。
それらを1つ1つ確認していたのでは「バランスが悪かった!」という失敗をしてしまうでしょう。
大切なのは「全体的なバランス」です。
可愛いカフェのようにしたいという希望に対して、軒天が黒だった場合はその部分が重く感じてイメージを壊してしまうかもしれません。
また、ダークな印象にしたいのに「軒天の標準は白です!」と言われ、そのまま施工したら軒天だけ浮いて見える・・なんて事もあるでしょう。
軒天を白にした場合はどう見えるのか、黒にしたらどうかなどいくつかのパターンを見て決める事が大切です。
建築会社や外壁塗装を請け負っている会社では、こうした外観シミュレーションを行えるシステムがある所が多くあります。
それを使って、後悔のない選択をしましょう!
屋根の影で思ったよりも暗く見える事を頭に入れておく
軒天は張る場所の関係で、屋根の影になっているので、サンプルで色を確認した時よりも暗く見えます。
その事を知らないまま、グレーなどの淡い色を選択した場合「思ったよりも暗い!」などの視覚的トラブルが発生する可能性が高いです。
白や黒などのハッキリした色ならいいのですが、サンプルを確認する際は実際に張ってある軒天の写真を見ながら検討を進めましょう。
さて、今回は軒天の色の選び方や選ぶ際の注意点についてお伝えしてきました。
「外壁を塗り替えるついでに軒天も塗装しようかしら・・」と検討している皆さんの参考になれましたら嬉しいです!
リフォームの森は無料で建物の診断を実施しております。
「そろそろメンテナンスの時期かな?」「前回チェックしたのはいつだろう・・?」と思ったら、是非お声がけください♪
もちろん、屋根や外壁以外の軒天の補修や塗装などのお問い合わせもお待ちしております。
お気軽にご連絡くださいね!
-Ku-