サイディングの塗装ならクリヤー塗料がおすすめ!メリット・デメリットと注意点を解説!
投稿日:2023年10月23日
目次
外壁の塗装方法は「塗りつぶし」と「クリヤー塗装」があります。
一般的なのは「塗りつぶし」でして、塗装工事の大半は「塗りつぶし」で行われています。
ですが、おしゃれな柄が施されているサイディングの場合、「塗りつぶし」で行なってしまうとせっかくの柄が損なわれてしまいます。
「サイディングの柄は残したい」
このようなご希望を叶えるのが「クリヤー塗装」です。
ただし「クリヤー塗装」は劣化の進行具合や塗装に適さないサイディングなど注意点もあります。
誤った方法で塗装工事を行なってしまうと施工不良を起こしてしまいますので、クリヤー塗装をご希望されている方は、ぜひ今回ご紹介する内容を押さえてくださいね!
【クリヤー塗装とは?】
一般的な樹脂塗料は色をつけるために顔料が含まれています。
クリヤー塗料は無色透明ですから、色をつける顔料が含まれておりません。
外壁は様々な色、様々な柄が施されておりますが、現在主流な窯業系サイディングはレンガ調や石目調など意匠性の高い柄が施されています。
こういった柄のあるサイディングに色のついた樹脂塗料で塗装してしまうと柄が塗りつぶされてしまい、せっかくの風合いも損なわれてしまいます。
「サイディングの柄やデザインを活かしたい!」こういった希望を叶えてくれるのがクリヤー塗料です。
クリヤー塗料はクリア塗料とも呼ばれております。
2つ呼び方があってまぎらわしいかもしれませんが、どちらも同じ塗料のことを言っています。
【クリヤー塗料のメリット・デメリット】
クリヤー塗料を選ぶ際に注意点があるのですが、その前にメリット・デメリットを見ておきましょう。
塗料を選ぶポイントはメリットだけでなく、しっかりデメリットも理解しておくことです。
それでは下記にてクリヤー塗料のメリット・デメリットをお伝えいたします。
【クリヤー塗料のメリット】
クリヤー塗料のメリットはこちらです。
メリット①:サイディングの柄を活かせる
メリット②:外壁の耐久性を向上できる
メリット③:光沢のレベルを選べる
【メリット①:サイディングの柄を活かせる】
建物は常に風雨や太陽光などにさらされて、年数の経過とともに劣化してきます。
サイディングも新築時はきれいで立派な外観でも、経年劣化すれば色が褪せてきたり、汚れも目立ってきます。
そのまま塗装せずに放っておいてしまうと建物の老朽化をさらに進めてしまうため、外壁塗装は必ず行う必要があります。
サイディングの柄を活かしたい、そんなときに最適なのがクリヤー塗料です。
クリヤー塗料は透明なので、サイディングの柄を損なわずに建物の機能性、性能、保護性などを改善できます。
【メリット②:外壁の耐久性を向上できる】
「クリヤー塗料は性能に問題ないの?」
このような疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
色がついていないと、なんとなく性能が落ちるのではないかと勘繰ってしまいますよね。
しかし、クリヤー塗料は顔料が入っていないだけで、主要な成分は一般的な塗料と一緒です。
クリヤー塗料はサイディング用として開発されていることもあり、とくに耐候性に優れている塗料が多いです。
塗膜は紫外線、熱、水の3つが劣化の原因です。
耐候性に優れていると塗膜が劣化しにくく、長持ちします。
【メリット③:光沢のレベルを選べる】
「外壁につやを出したい」という方もいらっしゃるかと思います。
クリヤー塗料は「つや有り」「3分つや」「つや消し」などつやのレベルを選べます。
つやのレベルは各塗料によって異なりますので、事前につやのレベルを確認しておきましょう。
【クリヤー塗料のデメリット】
続いてクリヤー塗料のデメリットです。
デメリット①:劣化や損傷を起こす前に塗装が必要
デメリット②:難付着サイディングへの塗装は注意が必要
クリヤー塗料は透明であるため、ひび割れや落ちない汚れ、極度の色褪せなどが発生しているとそのまま表に出てきてしまい、見栄えを悪くさせてしまいます。
また、難付着サイディングへの塗装は施工不良を起こす恐れがありますので、材料選定や塗装方法などに注意が必要です。
こちらの2つのデメリットについて次の項目で詳しくご説明いたしますね!
【クリヤー塗料の注意点】
【劣化が進む前に塗装することが大事】
外壁は劣化が進むと以下の症状が発生します。
・色褪せ
・チョーキング
・クラック(ひび割れ)
・塗膜の剥がれ
・汚れの付着
・コケやカビの発生
劣化症状についてはこちらの「外壁塗装の劣化を見逃さない!よく見られる劣化症状を解説!」をご覧ください。
塗膜の劣化は「色褪せ→チョーキング→クラック→塗膜の剥がれ」の過程で進みます。
クラックまで劣化が進むと下地そのものにダメージを負ってしまうため、なるべく色褪せが発生している段階で塗装するのが理想です。
とくにクリヤー塗料は透明なため、劣化が激しいとそのまま表に出てきてしまいます。
せっかく塗装するのに美観性の向上につながらないどころか見栄えを悪くさせてしまうため、クリヤー塗料をご希望されている方は、劣化が進む前に早めに動き出すことが大切です。
【難付着サイディングへの塗装は必ず相談】
サイディングの中でも光触媒や無機コーティング、フッ素コーティングなどがされているものを難付着サイディングと呼んでいます。
耐久性が高く劣化が起きにくい特徴のあるサイディングですが、難付着とあるように塗膜がつきにくくなっています。
難付着サイディングへの塗装はクリヤー塗料にかぎったことではなく、どの塗料にも適切な対応が必要です。
誤った材料選定、施工方法で行ってしまうと早々に塗装が剥がれてしまうでしょう。
このようなことがないように、難付着サイディングの知識を持ち、適切な施工方法を知っている業者に工事依頼することが大切です。
業者選びについてはこちらの「外壁塗装は簡単にやり直せない!悪徳業者に騙されないための対策!」をご覧ください。
【サイディングの柄を活かしたい方はクリヤー塗料がおすすめ!】
クリヤー塗料ならサイディングの柄を損なわずに塗装ができます。
ただし、劣化が進んでしまうと傷んだ部分がそのまま表に出てきてしまうため、クリヤー塗料をご希望されている方は早めに動き出しましょう。
また、難付着サイディングの対応もあります。
工事を依頼するときは、専門知識や施工実績を持つ信頼できる業者にお願いしてください。
リフォームの森は無料で建物診断を行っております。
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無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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