FRP防水を施工したベランダの床の膨れは放置禁止!
投稿日:2021年10月29日
皆さんのお宅のベランダに、写真のような「膨れ」はありませんか?
その膨れ、放置していると「雨漏りの原因」になります!
そこで、今回は自分の家のベランダにこのような膨れを発見した時はどう対処したらいいのかをお伝えしていきます。
「どうして膨れができてしまうの?」という原因の部分もお伝えしていくので、是非参考にしてみて下さいね。
ベランダの床の膨れは何が原因?
ベランダの床には塗膜系の防水が施されていることが多いです。
膨れは水を守っている層に水分や湿気が侵入し、水蒸気が発生する事でできるものになります。
そして、この膨れの発生に関係しているのは「施工時の状態」や「天候」です。
施工時に下地に水分が入ったまま施工してしまうと、それが蒸発して膨れになります。
その時の水分が徐々に蒸発して、膨れとなって現れてしまったのですね。
また、防水の層や表面のトップコートの劣化で水分が侵入している場合もあります。
ベランダや陸屋根は紫外線などの天候にも左右されやすい場所にあるので、環境によっても劣化スピードは異なるでしょう。
こうした経年劣化や施工の際の下地の状態が原因となって、膨れが発生。
その後の更なる劣化や破損に繋がってしまうのです。
ベランダの床の膨れを放置するとこんな危険が!?
「剥がれているわけじゃないから、膨れぐらい放置しても大丈夫!」と補修を後回しにしていませんか?
そのままでは、とても危険です。
膨れがあるという事は、水から建物を守る鉄壁が壊れ始めているという事になります。
内部に水分が侵入しているという事なので、このまま放置すればベランダの下地部分だけではなく住宅の構造部分までダメージが広がってしまうでしょう。
雨漏りの原因にもなるので、室内にも影響が出る可能性もあります!
ベランダの床の補修だけで済めばいいですが、その下の木材やボードも交換しなければいけない状態になってしまうかもしれません。
その場合、大工工事や木材費などの金額がかさんでしまいます。
「高くて工事ができない!」という結末になってしまわないように、早めの処置がとても大切です。
ベランダの床の膨れはどう対処すればいい?
ベランダの床の膨れを見つけたら、まずは建築会社か専門業者に連絡をしましょう。
連絡をしてからの大まかな流れは下記の通りです。
1.既存の状態を確認(現地調査)
2.調査に基づいて見積もり
3.金額と内容を確認して工事発注
既存の状態にもよりますが、表面を削って再度液体状の材料を使って仕上げる工事になる事が多いでしょう。
防水層部分の材料も表面仕上げのトップコートも1時間程度で乾きます。
数日かかるような大掛かりなものでもないので、気軽に発注ができると思いますよ。
ベランダの床の劣化を防ぐ3つの方法
これまで膨れへの対処についてお伝えしてきました。
しかし、そもそもそうならないように気をつけたいですよね。
「膨れや破損部分ができないように気をつけられる事はあるのかな?」と思う人もいるでしょう。
そんな人の為に、日常的に気をつけられる事をお伝えしていきます。
特に心がけるべき点は次の3つです。
・靴であまり擦らないようにする
・硬いブラシで擦らない
・排水口に落ち葉が詰まっていないか確認する
ベランダの床の劣化を防ぎ、耐用年数を伸ばすには定期的なチェックや掃除が必要になります。
まずは、前提として「衝撃を加えない」という点が大切です。
防水の方法にもよりますが、多くは液体状の保護材で表面を覆っています。
確認しづらいですが、透明な膜が建物を守っていると想像しましょう。
硬いブラシでゴシゴシ擦ってしまったり、靴で擦ったりしてしまうと膜が剥がれてしまいますよね。
そこから水が侵入し膨れや破損が発生してしまうのです。
また、排水口に落ち葉などが詰まっているとベランダの床などに水たまりができてしまいます。
破損部分から水分が侵入して膨れや腐敗に繋がってしまうので、排水については日常的にチェックしましょう。
ベランダの床の膨れまとめ
今回は、ベランダの床の膨れについてお伝えしてきました。
内容をまとめると下記の通りになります。
・ベランダの床の膨れは、水分や湿気が防水層に入り込む事で発生している
・放置すると、更なる劣化や破損に繋がり、最悪の場合雨漏りや構造部分の腐敗が発生する
・膨れの補修は、削った上で液体状の材料で再度仕上げる事で完了する
大切な事は、膨れを確認したら放置しない事です。
放置してしまった方が、後々の工事費用が高くなる可能性があります。
定期的なチェックや掃除で、大切なベランダを綺麗に保てるようにしていきましょう!
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-Ku-