下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

投稿日:2019年8月5日  更新日:2024年9月30日

 

スレートは、セメントと繊維質を原料とする屋根材です。
基材自体は吸水性のある素材なので、水が染み込まないように塗装されています。
 
スレートはコロニアル、カラーベストとも呼ばれており、住宅の屋根に多く普及しています。
10年ほど経ってくると色が褪せてきて塗り替えが必要になりますので、タイミングを逃さないことが大切です。
 
屋根塗装も外壁と同様に下地調整が重要です。
年数が経っているとひび割れなど不具合も出ておりますので、塗装前にしっかりと直しておきましょう。
 

スレート屋根は割れやすい?

下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

スレートは厚さ5〜6mmの薄い屋根材です。
太陽光や風雨などにさらされていると膨張収縮を繰り返し、次第にひび割れてきます。
 
軽量で耐震性に優れていますが、地震などの振動や飛来物による衝撃などで割れてしまうことがありますので、もし、スレートがひび割れている場合は、塗装前に補修が必要です。

 

下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

ちょっとしたひび割れなら塗装すれば目立たないと思うかもしれません。
ですが、ひび割れたまま塗装すると後々不具合が出てしまう可能性もあります
屋根上で見えない工事だからこそ、どんな小さなところもでしっかりと直すことが大事です。

スレート屋根の補修方法

下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

スレートのひび割れはシーリング(コーキング)で補修できます。
破損部のチリなどを払い、プライマーで下塗りしてからシーリングを充填してひび割れを埋めます。
シーリングには塗料を弾くものもありますので、塗装できるように変成タイプのシーリングを使用します。
 
下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

中には大きく破損してしまっている場合やスレートが抜け落ちてしまっている場合があります。
このようなケースでは、スレートの差し替えを行なっています。
 
差し替えとは、破損したスレートを抜いて部分的にスレートを新しく差し込む補修方法です。
スレートは規格サイズなので、よほど特殊な形状をしていないかぎり見た目が大きく変わることはありません。
塗装前だと色の違いはありますが、塗装すれば目立たなくなります。
 

ひび割れ(クラック)からの雨漏り対策

ひび割れのことを専門用語でクラックといいます。
クラックは屋根以外にも外壁などの箇所でも使われます。
 
屋根塗装の周期は10年ほどがサイクルとなっておりますので、このくらいの年数が経っていると過酷な環境にさらされている屋根だとひび割れなどの不具合が数箇所ほど出ているのが通常です。
 
下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)
屋根がひび割れていると雨漏りを心配されるかもしれませんが、屋根材が割れるくらいならすぐに雨漏りすることはありませんのでご安心ください。
 
屋根の構造は3層になっており、このようになっています。

1層目:野地板
2層目:ルーフィング
3層目:屋根材

とくに重要なのがルーフィングが敷かれている2層目です。
防水構造では、屋根材が一次防水、ルーフィングが二次防水となります。
屋根材が割れていても流れてきた水はルーフィングで堰き止められるので雨漏りしません
 
ただし、どんなに屋根材が新しくてもルーフィングが劣化して水が染み込むようになったら雨漏りしてしまいますのでご注意ください。
ルーフィングの寿命は20〜30年ほどとなっておりますので、この時期あたりからは屋根塗装ではなく、葺き替えやカバー工法をご検討ください
 
屋根葺き替えやカバー工法についてはこちらの「どっちがいい?屋根葺き替えがおすすめな人・屋根カバー工法がおすすめな人」をご覧ください。
 
もちろん屋根材がひび割れていても大丈夫というわけではありませんのでご注意ください。
破損した屋根材が風で飛ばされてしまうと、破片で近隣の建物や車などを傷つける可能性があり、近隣トラブルの原因になります。
 
水も内部に流れ込みやすくなっているので、ルーフィングの劣化も早めてしまいます。
ひび割れがある場合は、早めに対処するに越したことはありません。

 

屋根は棟板金もチェックしておきましょう!

下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

屋根は棟板金も一緒にチェックしておきましょう。
棟板金とは、屋根の棟に取り付けられている板金のことです。
 
風に飛ばされる被害が多く起きており、とくに台風シーズンの7〜10月は要注意です。
大きな部材なので、風に飛ばされると隣接する建物を傷つけるばかりか、人に当たったら大変です。
 
屋根にある部材なので、どんな状態になっているか気づかずに放っておかれてしまうこともよくあります。

問題が起きてしまってからでは遅いですから、10年ほどを目安に屋根点検を実施し、状態に応じてメンテナンスを行いください

 

棟板金工事についてはこちらの「棟板金が風に飛ばされてしまった!事前に修理と対策をしましょう!」で詳しく解説しております。
 
リフォームの森は建物診断や見積もりを無料で実施しております。

お住まいの状態が気になっていましたら、ぜひ当社の無料診断をご利用ください!
 
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
 
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